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お役立ちコラム
天井伏図
- 店舗デザイン
天井伏図
天井伏図とは、天井を地面の大きな鏡に映った所を図面として表現したもので、照明器具のレイアウトや設備機器(空調機、防災機器等)の位置が示されます。一般的に、平面図と同じ縮尺で描かれます。設備機器は、専門的な記号で表現されているので、理解がしにくいかもしれません。そこで電話、コンセントなどよく使用されるものを挙げておきました。最近の店舗デザインにおいて、照明計画が大変重要ですこの図面でよくチェックすることを忘れないでください。
■天井伏図に記述されていること
1.天井高 CH2500など
2.天井の仕上げについて
3.設備器具の位置(記号にて記入) 設備器具リスト
4.照明器具の位置 照明器具リスト(電気容量)
■天井高さと面積と法令
東日本大震災以前にも平成13年、15年、17年と大きな地震による天井の崩落災害がありました。そこで平成25年法改正で、天井の脱落防止対策の適用範囲は、
高さ6m超、面積200m2超、天井質量2kg/m2超で、常時人の立ち入る室の吊り天井とされており、規模の大きい天井は法規制が発生します。
■設備機器の図面記号の凡例
記号として分電盤・スプリンクラー・スピーカー・感知器・コンセントぐらいは覚えておきたい記号です。
■照明器具リストの例
照明器具 ダウンライト シャンデリア ブラケット などの容量・数量・品番などが明記されています
■天井材について
・ボード貼り天井
現在の天井のほとんどは、ジプトーン張りまたはプラスターボードにクロス張りがほとんどといっても過言ではありません。下地は商業施設ではすべて軽鉄下地(LGS)。
・ルーバー
公共施設の通路でこのルーバー天井がよく見かけられます。取り外しが可能なため設備のメンテナンスがしやすいです。
・スケルトン天井
天井板のない天井を言います。スターバックスコーヒーの天井がスケルトン天井が多いです。日本の既設のビルでは階高が低いので、天井板をなくしてスケルトンとする ケースが多いようです。施工単価が安いように思われがちですが、いろいろなものを整理して、綺麗に見せる必要があるので結構お金がかかります。
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