お役立ちコラム

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シックハウス

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シックハウスについて

 

シックハウスを定義するなら、「化学物質によって室内空気が汚染された建物」とすることができる。こうした建物ができた理由は実に簡単で、これは建物のどこかに化学物質の発生源があり、そこから発生した化学物質が外に排出させるだけの換気量がないというのが原因である。
また初期の高断熱・高気密住宅になり、それに十分な換気計画の意識がなかったのもおおきな原因のひとつである。
化学物質の発生源
1.建材施工材
建材を構成する材料のうち、化学物質を発生するのは「接着剤」「塗料」「殺虫剤」「合成樹 脂部材」である。
2.家具
基本的に建材と同じと考えていいが、システムキッチンや食器棚などの棚類は発生源として  重要だ。
3.暖房器具
室内に設置する器具内部で灯油やガスを燃焼させる暖房器具はホルムアルデヒドなどのガス を発生させる。
4.家庭用品
家庭用品の中で最も問題になるのが「殺虫剤等の薬剤」だ。
建築基準法でのシックハウスの基準については、建材が改良され、ほとんどの建材がF☆☆☆☆の基準を取得している。

シックハウス

無添加住宅について

この「無添加住宅」というのは、建築家の秋田憲司氏が開発された、壁床天井もちろん、窓や手すり、建具や家具に至るまで化学物質を排除した無害な建材から作った住宅である。
秋田氏いわく「自然と共存する家でこそ、人は健康に暮らすことができます。それは、単に昔の暮らしに帰るということではありません。現在の自然科学の意識を生かして、誰もが安心して100年は住める家を建てたいと考えています。僕はこうした田舎暮らしが好きですが、一般の人にはなかなか難しい。この家に遊びに来て自然の暮らしの楽しさを味わって欲しい」と言っておられる。
私も、その家ではないのですが、<無添加住宅>の空間を体験したことがありますが、確かに在来の方法で造った住宅とはぜんぜん違った感覚を持ちました。いつも化学物質ののなかにいるそのにおいに慣れてしまって、無感覚に待っているようです。

 

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