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お役立ちコラム
美容室の提案
- 店舗デザイン
美容室の提案
美容業界の動向と特色
■全国の美容業市場はまだまだ成長?
全国の美容師数は、2009年までの10年間で約1.3倍になっている。また、美容室の店舗は、約110%になっている。2005年以降、その増加数の勢いは鈍くなってはいるが、開業率が廃業率を上回り、競合店が参入し続けている状況には変わっていない。
2009年には、9,700店鋪がオープンし、7,500店鋪が閉店した。2009年の美容室の店舗数は221,000店鋪であるので、現状の約3.5%が廃業したことになる。この数字は保健所に届出されたデータである。自宅で開業している美容室の場合やほとんど営業をしていなくても廃業届を出さない場合があると考えられる。そしていまや、ネイルやエステ、ヘッドスパなどの業態が成長している。
■美容業は接客時間が長い
美容業は、高級品の小売業やVIPサービス業などは別として、一般の小売業や飲食業など他の業種に比べて、サービス対象である顧客と近距離で接する時間が長いことが特徴である。
<平均的な接客時間>
- 美容:カット約30分 〜 、パーマ・カラー:約1〜2時間
- マッサージ・エステ:約30分 〜 1時間
- 飲食:約5分 〜 10分●ファッション関連小売:約30分 〜1時間
上ように顧客との接触時間が長く、美容テクニックとともに、スタイリストの接客力が来店に大きな影響を及ぼす。また店舗デザインが重要で、店舗イメージ(空間デザイン)が来客数に大きな影響を及ぼす。
現在、美容業は、技術力・商品力・空間力の上に、近年は「癒し」要素が加わっている。「癒し」要素とは、「健康・精神満足度」満たすことである。最近、多く美容室で取り入れられているのが、ヘッドスパ、マッサージなどのリラクゼーションメニューや、パーソナルカラーなどのサービスを受けたり、トレンドのファッションやヘアスタイルを研究したりと、どんな風に着飾れば自分が活かせるのかなどの業態も増加している。
■ 美容室に欲しいサービス
統計によると、美容室に欲しいサービスで①ヘッドスパ②ネイル・メイク③フェイシャルエステの順で、癒しや美容のニーズが多いことが解かる
。
■ 美容室のポジショニングマップ
経営戦略でよくポジショニングマップが使用されますが、美容室で考えてみると
①カット専門サロン型
②おばちゃんサロン型
③ファッショントレンド型
④トータルビューティ型
デザインコンセプト
パース
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