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お役立ちコラム
店舗工事のB工事について
- 内装工事
B工事(工事区分)について
B工事とは、工事区分で出店者の費用負担により、ご出店者の基本設計に基づき、ディベロッパーが設計施工する工事をさします。ビル基幹設備との関連、保守・管理上、電気・給排水・防災・空調等の変更や増移設工事等をさします。工事区分のページで述べていますが、下の工事区分表のようにディベロッパーの業者でテナントに負担を強制される工事費用です。そのため工事額をC工事のようには工事費を調整することが難しい工事といえます。
工事区分 | 費用負担 | 設計 | 施工 |
A工事 | 当社 | 当社 | 当社 |
B工事 | 出店者 | 当社(一部負担) | 当社 |
C工事 | 出店者 | ご出店者の専任業者 | ご出店者の専任者 |
※B工事補足
B工事は施設の安全性に影響を及ぼす工事、諸官庁の指導に準じた各種防災工事を主に工事区分表に記載した工事を行う際に発生致します。また、諸官庁検査と綿密な協議を行っていても、官庁検査時に予測出来ない指摘を受ける場合がありますので、その場合はB工事として、ご出店者の費用負担により改善して頂く場合がありますので予めご了承下さい。
■工事区分のページもご覧ください こちら
B工事の見積もりチェック方法
B工事をチェックするためには、B工事図面が必要です。先日、再開発工事のテナント工事でB工事図面の図面がないのに、B工事見積書が出てきました。本来図面があってそれにもとづいて見積もりするのが本当です。そこで、その見積書が、概算で一式ばかりの項目で纏められたものでした。材料の数量などほとんどありませんでした。このように、数量が計上されている見積書はある程度信用できるものと言えるでしょう。ただ、大手ゼネコンの見積書は、工事費、設計費、調整費、役所検査当初費用、運搬費、諸経費など内容がよくわからない費用が高額な値段で計上されていることが多いようです。
B工事の金額を抑えるための手法
・間仕切り壁はなるべく天井より50センチしたで止める。スプリンクラー、感知器、非常照明の増加のB工事を抑える。
・BGM放送設備は有線を使用するか、またはBGMはなしで計画。
・排煙口の移設、増設は避ける。排煙がらみの工事は高価。
・値段交渉に時間をかけて、腰を据えて交渉する。ほかの施設や店舗の資料も手に入れて交渉。
・入店交渉の最初から工事区分表を手に入れる。
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