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店舗レイアウトの本の紹介

「店舗レイアウト」渥美俊一著書 実務教育出版

「店舗レイアウトについての、本がないか」という質問があります。<店舗レイアウト>という題名の本で、渥美俊一先生著書の本が有名です。この本はチェーンストア、いわゆるスーパーマーケットのレイアウト及び店舗造りについて理論的に書かれた本です。一読の価値はあると思います。ほかに日経文庫の<売り場づくりの知識>鈴木哲男著やかんき出版<売れるお店の作り方>甲田祐三著があります。

店舗レイアウトの本

 

「なぜこの店でかってしまうのか」
パコ・アンダーヒル著ハヤカワ文庫

最近読んだ本で、ショッピングを科学することを命題に、顧客の行動を調査を元に明らかにする本が面白いです。

なぜこの店でかってしまうのか

 

一節をご紹介しますと
われわれの目の前でブランドの影響力が崩れかけている。ひと昔前かふた昔前には、陣瀬の早い時期にブランドを決めたら、最後までそのブランドへの忠誠が貰えたものだ。ビュイックがすきならビュイックを買う。マルボロびいきならマルボロを吸う。自分のひいき、たとえば飲料はコークかペプシか、家電はケンモアかワールプールか、石鹸はゼストかアイボリーかを決めたならそれを生涯守り通す。いまや考えようによっては、毎日が新たな決断であり、すべてが当然出なくなっている。
つまり、何を買うかの決断が、店の外の状況に左右される可能性がますます低くなっているということだ。多くの購買決定が店のフロアでなされ、あるいはそれに強く影響される。買い物客は、ブランドの忠誠や何を買うべきかを広告に頼るよりも店内での印象や情報に左右される。
その結果、メッセージを伝え、売り上げを決める媒体はいまや店と通路となった。建物と場所そのものが、巨大な三次元広告なのだ。看板、棚の位置、ディスプレイ空間と備品のすべてが買い物客に特定の品物を(何かを買うなら)買いやすく、あるいは買いにくくしている。ショッピングの科学は、こうしたツールをいかに利用するかを語ろうと意図している。

 

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